【父の前立腺がん】運命のオンラインリハビリ、始動

病気の記録

前回の記事では、  
娘ががん専門のオンラインリハビリを見つけ、  
初回面談をしたところまで書きました。



ここに来るまでには、いろいろ試してきました。

坐骨神経痛に悩む父に対して、

・1日○分でできるリハビリの本を買って送る  
・効くらしいストレッチを調べて電話で伝える  

でも、  

一人で続ける運動はやっぱり難しい。

通いのリハビリも、アイデアを出しては消え、  
また考えてはニーズに合わず、ボツになる。

そんなことの繰り返しでした。

そして母も、父の看病と日常生活を回すことで精一杯。  
リハビリのことまで調べる余力は、なかなかありませんでした。

父自身が一番体感していた危機感

そんな中で、
父自身が一番、体への危機意識を感じていたようでした。

治療を続ける中で、
・体力が落ちている  
・筋力が落ちている  
・このままではよくない  
 ということ。

だから私と母でオンラインリハビリについて説明すると、
 父はとても真剣に話を聞いてくれました。

家で受けられること。  
そして、がん専門のトレーナーであること

その二つが、父にとって大きな安心材料だったようです。

まずは面談

いきなり運動を始めるのではなく、まずはオンライン面談をしてもらうことにしました。

私が先に話をしていた、トレーナーのYさんです。

初回は運動なし。 
まずは話してみて、「いいな」と思ったら始めてみよう。

そういう形にしました。

父の性格を利用する

父の運動嫌いは、家族の中では公然の事実です。

でも父は、もともと自営業で お客さん相手の仕事をしてきた人。
人当たりがよく、他人の善意には嫌な顔をできないタイプです。

なので、真摯なお人柄のYさんが
「一緒にやってみましょう」 
「大丈夫ですよ」と背中を押してくれたら、  

父はきっと
「じゃあ、やってみようかな」
と言ってくれるだろうと、私は思っていました。


そして結果的に、  
父はオンラインリハビリを始めることになります。

振り返ると、理由はいくつかありました。

父自身が体力低下を実感していたこと  

家でできるサービスだったこと  

人に会わずに続けられること  

専門家が伴走してくれる安心感  

・家族からの後押し  

それらが重なって、  
父は最初の一歩を踏み出しました。

オンラインリハビリ開始

オンラインリハビリに正式に利用申し込みをして、メールアドレスを登録します。
LINEでお友達登録すると、そこでも日程の予約変更などもやりとりができました。

使ったのは、インカメラ付きのノートパソコンです。  

Zoomを使ってオンラインレッスンを行うため、  
インターネット環境があればどこでも受けられます。

父はパソコンに慣れていないので、サポートは必須です。

でも、Zoomをあらかじめインストールして使えるようにしておけば、
事前に登録したメールに送られてきたパスワードを入力するだけ意外と操作はシンプルです。


最初は母が接続と音量の設定を手伝っていましたが、何度も繰り返すうちに、父も自分でできるようになりました。

定刻にZoom入室。

まずはカウンセリングから。
「最近の体調で気になることはありますか?」

副作用や体の動きにくさ、痛みが出ている箇所、むくみなど、  
状態を自由に伝えます。

トレーナーさんはそれをもとに、 
不調や悩みに応じたオーダーメイドの体操を考えてくれます。

楽な体勢や不調が出にくいコツ、
同じ前立腺がん患者さんの事例を交えながら、  

日常生活のアドバイスもしてくださいました。

用意したもの

父が事前に用意したのは、

・背もたれのない椅子  
・タオル  
・飲み物  
などです。

タオルは汗拭きではなく、ストレッチに使用します。
フェイスタオルやスポーツタオルなど、 自分に合ったサイズのものを用意します。

ゴムのトレーニングバンドでも良いそうです。

最初は丸椅子を使っていたのですが、
体を傾けたときに不安定で、転倒の怖さがありました。

今は安定性のある椅子に変えて、
父も安心して体を動かせているようです。

実際のトレーニング

最初は、体をゆっくり伸ばしたり縮めたりする  
ストレッチ中心のトレーニングでした。

どの筋肉に効くのか、
それが生活の中でどう役立つのかも、丁寧に説明してくれます。

そして「宿題」。

その日に行ったストレッチの一部を、
無理のない範囲で続けていきます。

毎日でなくても大丈夫です。
副作用が軽い日や、できそうなときにやってみてください。」

そんなふうに寄り添いながら、伴走してくれました。

次回のレッスン時には、
感想やできたこと・できなかったことを共有し、
負荷を調整していきます。

最初の変化

初回は、久しぶりに体を動かしたこともあり、 
軽い負荷でもかなり疲れた様子でした。

体操以外の時間は横になってしまい、  
「逆効果だったかもしれない」と  
一瞬、不安にもなりました。

でも父の持ち味は、その気真面目さ。

無理はしないけれど、  
できる範囲で一生懸命に。

体調と相談しながら、  
少しずつ日常の中に体操を取り入れていきました。

「母と二人で、自立した生活を続けたい」  

「また旅行に行きたい」

そんな目標があったからこそ、  
続けることができたのだと思います。

父が実際に使っているもの

・背もたれのない椅子(安定性重視)

・ストレッチ用タオル

同じ状況の方の参考になればと思い、載せておきます。
※具体的な商品は後日リンクを掲載予定です。



参考までに、ルネサンス運動支援センターのホームページです。
大阪国際がんセンター内にある、がん患者さん専用の運動支援施設です。
専門資格を持つ指導士が、痛みや疲労など治療による不調を軽減するための運動をサポートしています。(HPより抜粋)



次回は、「運動嫌いの父が2年半リハビリを続けた結果
を書きます。

副作用と筋力低下の記事はこちら

父の病状説明と治療についての記事はこちら


この記事を書いた人

社会福祉士資格を保有。

高齢者分野の相談員として勤務しながら
制度や支援の現場に関わっています。

家族の病気体験を中心に、
当事者としての経験と、支援職としての視点の両方から
わかりやすく情報をお届けします。

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