がんの疑いが出てから確定診断が出るまで、どれくらい時間がかかるのでしょうか。
私の父の場合、
「もしかしたらがんかもしれない」と言われてから
確定診断が出るまで3ヶ月以上かかりました。
その間は
・情報が少ない
・検査結果を待つ時間が長い
・ネットで調べては不安になる
そんな日々でした。
この記事では、
父が前立腺がんと診断されるまでの検査の流れを、
体験をもとにまとめています。
いま同じように
「がんの疑いがあると言われた」
「検査結果待ちで不安」
そんな方にとって、ひとつの参考例になればと思います。
※ 本記事は個人的な体験をもとに書いています。
検査内容や治療方針は医療機関や患者の状態によって異なります。
父の前立腺がんが疑われたきっかけ
最初のきっかけは、心臓の定期受診でした。
2月9日
心臓の定期検査で血液検査を受けたとき、父は腎臓の数値の異常に気づきました。
ただ、そのときは心臓に問題がなかったため
心臓内科では特にフォローはありませんでした。
しかしその後、父は気になり
別のクリニックを受診することになります。
「もしかしたらがんかもしれない」と言われた日
3月16日
クリニックを受診したところ、医師から
「もしかしたらがんの可能性があります」
と言われました。
すぐに市民病院の受診予約を取ることになりましたが、
最短でも2週間後でした。
この「検査を待つ時間」も
とても長く感じました。
市民病院での検査開始
3月30日
市民病院で血液検査を行い、
前立腺がんの疑いが濃厚と説明を受けました。
ここから、詳しい検査が始まります。
MRI検査
4月7日
MRI検査を受けました。
MRIは磁気を使って体の内部を詳しく撮影する検査で、
前立腺の状態や腫瘍の位置などを調べるために行われます。
生検検査(1泊2日の入院)
4月13日〜14日
前立腺の組織を調べるため、
生検(せいけん)検査を行いました。
これは、前立腺に細い針を刺して
組織を採取する検査です。
父の場合は
12か所から組織を採取
しました。
侵襲性の高い検査(体への負担や感染症のリスクがある)のため
1泊2日の入院です。
幸い出血はあったものの回復は順調で退院することができました。
それでも診断はまだ出ない
生検後、医師から「結果は2週間後の受診で」といわれ父は帰宅します。
その話を聞いた母は、「えっ2週間も?」と
動揺を隠せません。
どうしてそんなに時間がかかるんだろう。
深刻な状態だからこんなに時間がかかるのか?
私も、検査を受ければ
すぐ結果が出ると思っていました。
でも実際は違いました。
検査をして結果を待ち
次の検査をしてまた待つ。
その繰り返しです。
情報が少なく、不安だった時間、
この期間は、本当に長く感じました。
ステージ
生存率
治療の選択肢
薬の副作用
気になることを調べては不安になり、
また検索してしまう。
なんでもいいから安心材料を探したくて
英語の医学論文まで読もうとしていました。
本人も家族もみんな、それぞれに不安でいっぱいでした。
でも、もし不安を家族に吐き出してしまったら
それを聞いた相手がきっともっと不安になってしまう。
だから不安は口にしないようにしたい。
でも不安で押しつぶされそうで
そして
孤独でした。
検査期間のめやす
これは後日、知人の大学病院関係者から聞いた個人的な話であり、
あくまで目安です。
生検の期間について
生検は病理部門にまわされ、染色したりして検査をするため、
切り取った組織によっては
検査に時間がかかることがあるようです。
さらには、その病院の病理のキャパシティ
(小さい病院だと病理医が毎日きているとも限らないそうです。)
にもよるところがあり、
大学病院でも1週間くらいは検査期間を要するようです。
1週間後に予約を入れていても
まだ結果が主治医に回ってきていなくて
患者が無駄足を踏むこともある。
よって結果が確実に出ている2週間後の予約を指定されたのではないか。
2週間後の予約は妥当だと思う、とのことでした。
少なくとも、
母が懸念していたように
生検をとっただけで深刻度がわかるわけでも、
時間がかかるので深刻ということではない
とのことです。
生検の期間について
読影専門の先生が見立ててレポートを書き、
それを主治医がほかの検査と合わせて総合的に診断をするので
MRIの結果だけで患者に説明できないのは妥当ではないか。
読影を病院内でやっているのか、
外部機関に委託しているかどうかでも
結果が出るまでの時間に差が出るだろう、
とのことです。
つまり、やはりこの段階では
患者側は「待つしかない」
ということなんですね。
後編の記事では
・前立腺がん確定診断
・ステージⅣと説明された日
・ホルモン療法の開始
・「共存していくがん」
について書こうと思います。
※本記事は個人の体験をもとに書いています。
検査内容や治療方針は医療機関や患者の状態によって異なります。


