はじめに
退院後の生活に備えて入院中に介護保険を申請する場合、「入院中は介護度が重く出やすい」ことと「認定調査員の本人への質問」、この二つには注意が必要です。 退院後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための、認定調査における家族の立ち振る舞い方をまとめました。
退院が決まってから、家族に猶予はほとんどありません。
自宅に戻れるのか、誰が介護するのか、介護保険の申請はどうするのか。医療の話が突然「生活の話」に変わる瞬間が来ます。多くの方は、その瞬間まで介護保険のことを考える余裕など、ありません。
その混乱の中で、知っておいてほしいことが二つあります。
一つ目。入院中の認定は、介護度が重く出やすい。
入院中は、その人の状態が一番落ちている時期だからです。退院後にリハビリで回復すると、次の更新で介護度が下がることがある。重い認定でサービスをめいっぱい組んでいると、後で生活が回らなくなる、あるいは自費負担が発生するケースがあります。「今」だけでなく、「これから回復していく過程」も見越した設計が必要です。
二つ目。認定調査で、本人が「できます」と答えてしまう問題。
嘘をついているわけではありません。「本来の自分ならできる」という感覚から、そう答えてしまう。見えにくい負担は、そのままでは伝わりません。家族からの補足が、認定の精度を左右します。
調査員への効果的な伝え方、調査前の準備、申請のタイミングの目安。その具体的な視点を本編にまとめました。
退院後に慌てないために、是非チェックしてみて下さい。


